うちの子は英語が正直得意ではありません。アルファベットこそ読めるものの、簡単な単語も「なんとなく聞いたことあるけど・・・」というレベル。そんな状態から、「小学4年生のうちに英検4級に合格したい!」と目標を立てたのは、まさに無謀とも思えるスタートでした。
でも実際にやってみて感じたのは、「やり方さえ合えば、苦手な子でも着実に前進できる」ということ。ここでは、我が家で実際に取り組み始めたこと、おすすめの参考書をご紹介します。
まず取り組んだのは「単語の基礎固め」
英検4級は中学2年生レベルの英語力が目安と言われていますが、特に重要なのが「語彙力」。知らない単語ばかりでは、文章もリスニングもチンプンカンプンです。
まず最初に使ったのが、『英検4級 でる順パス単』という単語帳。小学生でも見やすいレイアウトになっていて、英語が苦手な子でも抵抗なく取り組めます。無料音声もダウンロードできるので、「読む・聞く・話す」を自然に繰り返せるのがポイントです。
我が家では、まずこの本の単語リストを1日10語ずつ確認し、寝る前にミニクイズ。翌日は昨日の復習をしてから新しい10語へ・・・というサイクルで進めました。毎日の学習時間は10〜15分程度。それでも、2ヶ月も続けると、よく出てくる単語がスッと口から出てくるようになってきました。
英語の「耳慣れ」をつくるための工夫
単語と同時に始めたのが、「耳から英語に慣れる」時間作りです。英語が苦手な子ほど、英語の音そのものに拒否感があります。いきなり英検のリスニング問題に取り組むのではなく、まずは「聞いているだけで楽しい」コンテンツから始めました。
おすすめはYouTubeの「Peppa Pig」や「Pocoyo」などのアニメ。セリフが短くてシンプル、スピードもゆっくりなので、初心者の耳にも入りやすいです。毎日、夕食前に10分程度流しておくことで、自然に英語の音に慣れていきました。
文法はざっくり、でも「型」を意識
文法に関しては、細かくルールを覚えるよりも、「こういう形の文がある」という“型”を体で覚えることに重点を置きました。
ここで役立ったのが、『中学生のための英検4級合格レッスン』。1日分がちょうど20~30分で終わる分量になっていて、忙しい日でも無理なく取り組めます。中学生向けですが、解説がわかりやすく書かれていて、小学生でも私が隣で説明することで一緒に進めることができます。
特に「よく出る表現」や「文の並び替え問題」は、何度も反復することで自然とパターンが身についてきていると実感しています。
モチベーションを維持するために
苦手なことに取り組むには、モチベーションの維持がいちばん大変。そこで我が家では、ちょっとした“ごほうび作戦”を導入。1週間続けたら好きなお菓子、1冊終わったら図書カード・・・といった小さなご褒美を用意しました。
また、リビングに「できたことカレンダー」を貼って、毎日勉強したらシールを貼るという仕組みも。目に見える成果があると、子どもも「頑張ってる自分」が実感できるようです。
最後に
英語が苦手な子にとって、英検4級は決して簡単な目標ではありません。でも、焦らず、毎日少しずつ積み重ねることで、少しずつ「できること」が増えていきます。
大切なのは、「苦手」だからこそ、楽しく・わかりやすく・続けられる工夫をすること。そして親が一緒に取り組む姿勢を見せることで、子どもは安心して挑戦できます。
小学4年生という早すぎず遅すぎないこのタイミングで、英語への苦手意識を乗り越えるきっかけになれば・・・と願いながら、これからも一緒に頑張っていこうと思います。
コメント